共産主義者からMMT派に転向した?斎藤幸平氏
一昨日の5月2日、ユーチューブのながら視聴をしていると、アップされたばかりのリハック動画「【高橋弘樹vs斎藤幸平】気候崩壊…生存のための計画経済…暗黒社会主義とは?」が目に映りました。
先月、「「左派の経済理論」であるMMTが重要な理由」というニュースレターを執筆し、主流派・マルクス派のいずれに対しても「アンチ」の経済思想である「国家の役割を重視する系統(ドイツ歴史学派、制度学派、ポスト・ケインジアン)」こそが見直されるべき「左派の経済理論」であり、MMT(現代貨幣理論)はその正統な後継理論であることを論じました。
そんなわけで、マルクス主義のリバイバルを唱える『人新世の資本論』で一躍有名になった斎藤氏が今何を語っているかに興味をひかれ、つい再生ボタンを押してしまった次第です。
斎藤氏の新著『人新世の「黙示録」』をテーマとして、「斎藤さんが、コミュニスト〔共産主義者〕から転向なさって辞めたということで、おめでとうございま~す」という高橋氏のセリフで始まるこの動画、ある意味、なかなかケッサクでした。
相変わらずマルクス主義に軸足を置きつつも、政策論としては現代に合わせて修正した「暗黒社会主義」を提唱する、というのが同書の趣旨のようですが、「これはもはや、マルクス主義とは言えないのでは?」と思わせるようなキーワードが登場したのです。
その仮説を検証すべく、書店で同書を手に取ってみたところ、案の定でした。